分散型SNSの時代は到来するのか?

仕事絡みでSNS構築話があって、SNS関係の情報を集めていたのだが、結局、この話は時期尚早ということで先送りになった。そこで、ちょっと仕事を離れて、いちユーザーの視点からSNS関係の問題をまとめ直してみた。

Mixi対Facebookの構図

先ずは、純粋なSNSのいち利用者という立場から言うと、複数のSNSを利用するというのは、実に不便だ。Twitterにばかり投稿していると他のSNSを見回るのをついつい忘れてしまうし、同じ内容の投稿を複数のSNS上でしてしまうということもよくある話だ。

この点に関していえば、Facebookが優れていて、Twitterへの投稿がそのままFacebookの掲示板に表示できる機能を持っており、その逆のことを実現するアプリケーションもある。

一方のMixiはというと、Twitterにさえ一定の距離を置いているようで、基本的にはクローズ型SNSというスタンスを崩していない。しかし、私の勝手な予想ではあるが、年末に向かってFacebookが日本市場で攻勢をかけてくるとしたら、Mixiもある程度オープン化戦略で対抗するのではないかという気がする。

なお、ブログ構築ツールや無料ブログサービスについては、どこも各種SNSとの連携には積極的で、豊富なプラグインが用意されている。

分散型SNSという考え方

結局、ユーザーの利便性という点から見ると、最終的には、メジャーなSNS2つか3つに集約されていくのではないかと思うが、その一方で、最近、Twitter上などで交わされている分散型SNSという考え方も存在する。要するにこれは、中小のSNS同士が共通のプロトコルによって横に繋がったいくという考え方だ。

そして最後に、もうひとつの分散型SNS。これは、汎用CMS側がプラグインなどによって、自らをSNS化するという考え方だ。この別々のCMS上に構築されたSNSが連携を模索すれば、最もオープンでフラットな分散型SNSが誕生することになる。

以前にも投稿したように、WordPressにはBuddyPressという自らをSNS化するプラグインもある。DrupalやJoomlaにも同じような目的のプラグインがあり、これからもCMS側で自らをSNS化するアドインソフトが開発されていく可能性は高い。

最後はオープン化が決め手

何れにしても、人は最もお気に入りの場所から情報を発信したいと望むに違いない。MixiというSNS空間が快適だと感ずる人は、どんなにFacebookが日本でもシェアを伸ばしても、そう簡単にプラットフォームを動かすことはしないだろう。そうなると、例えばFacebookしか使わないという友人とどうやって繋がるのかということが問題となる。実際、ブログという情報発信空間が最も快適だと感じている人も、今ではTwitterや各種SNSを完全に無視するわけにいかなくなっている。同じようなことが各SNS上で起こる可能性は高い。

その意味では、遅かれ早かれ、分散型SNSの時代はやって来る。そして、ひとりのユーザーという視点からいうなら、次の時代の覇者が誰かということよりも、自分のお気に入りの情報発信基地がどれだけオープン化してくれるかということの方が重要かもしれない。