FacebookとMixiのリンク機能をテスト

昨年の10月に発表された次の記事を読んで、FacebookとMixiがどんなふうに連携したのかずっと気になっていたのでテストしてみた。

というわけで、この機能を実際にテストするため、久々にFacebookにログイン。お久しぶりのログインなので、Facebookから「おかえりなさい!」メールが届いた。

Facebookの実名主義とMixiのポリシーの問題

この機能を使うに当たって、Mixiで実名を公開していない人は、注意が必要だ。Facebookの実名主義に従ってしまうと、Mixiで実名を伏せている意味がなくなってしまう可能性がある。

Mixiで実名を公表していない人は、Facebookにお試し用アカウントなどを作ってテストした方が良いかもしれない。私のようにアカウントを作りっぱなしでほとんど活用していない人なら、一時的に実名を伏せるという手もある。 (氏名変更には回数制限があるので、この方法はあまりお奨めできない。)

また、すでにMixiで実名を公開している人でも、Facebookを使うかどうか決めかねている人やインターネット上で検索されたくない人は、Facebookのプライバシー設定で一般検索をオフにしてからテストすると良いだろう。

リンク機能を有効にする手順

先ずは、次のURLにアクセスする。

次の画面が現れたら、「FacebookアカウントとMixiアカウントをリンクする」ボタンをクリックする。続いてMixiのログイン画面が現れるので、普通にログインする。

Mixiにログインすると下記の画面が現れるので、内容を確認の上、「同意する」ボタンをクリック。なお、「今後、このサービスに対して常に同意する」にチェックを入れておかないと数時間後にリンク機能が無効になる。お試しだけなら、チェックを入れなくても良いかもしれない。


次にFacebookへのログインを促されるので、登録したメールアドレスとパスワードでログイン。後は、セキュリティチェックやアカウントの認証など、四つのステップを完了すれば、リンク機能が有効となる。


最後に、FacebookとMixiを同期させる項目をチェックボックスで選択して、これで完了。手続きはいたってシンプルだった。

テスト内容と感想

基本的には、Facebookの近況やノート、リンクなどはすべてMixiボイス欄に表示される。検証したみて分かったことは、この機能は、FacebookがMixiと連携しようとして作られた機能ではなく、Mixiで実名を公開しているユーザーにFacebookへの乗り換えを促そうという意図で作られたものだということ。

このことは、昨年の10月28日の時点で、TechCrunch Japanの記事で次のように指摘されていた。

今回のFacebookのアプローチは、Facebookを使い始めたユーザーがこの設定をすることで、mixiをメインに使っているマイミクをFacebookに誘導するという意味があるのだろう。

実際にテストしてみると、上記の記事どおりで、すべてのユーザーに設定しないとリンクできないので、実質的には、マイミクにFacebookへ引っ越してもらわないと、使い物にならない。

なお、Mixiで実名を公開していない人でも、Facebookの実名主義に従わないで、Mixiの「限りなく実名に近い匿名」というレベルに合わせて使うという方法もあるが、そこまでしてFacebookとMixiを連携させて使いたいという人は少数派だろう。

この辺りが、真空地帯に切り込んで成功したTwitterとの違いで、既存のSNSが存在する日本市場で予想以上にFacebookが苦戦している理由かもしれない。

それでもFacebookにとっては実名主義はひとつのポリシーだから、そのスタンスを変えるつもりはないだろう。あとは、実名コミュニケーションの優位性や、どこまで完璧にプライバシーが守られるかということなどを地道にアピールしていくしかない。