Linux Mint Debian EditionでSeaMonkeyをお試ししてみた

SeaMonkeyとは、2005年3月に開発が打ち切りとなったMozillaの後を引き継いだインターネット統合アプリケーションだ。なお、Mozillaは、ブラウザやメール、HTMLエディタなどが一体となったネスケ(Netscape Communicator)からソースコードを引き継いでいる。

Mozillaの開発を打ちきったMozilla Foundationは、Mozilla FirefoxとMozilla Thunderbirdの開発に注力して成功を収める。このとき、Googleの社員が業務の一貫としてFirefoxのソースコードを書いていたという話は有名だが、後に、GoogleはFirefoxのソースコードを基にして、Chromeという独自のブラウザを開発した。

今になって考えてみると、GmailやGoogle Docsを有するGoogleにとっては、Chromeは単なるブラウザではなく、インターネット統合アプリケーションだったということになる。

逆にいうと、ひとつのアプリケーションですべてのインターネットのサービスを網羅すると便利ではないかという考え方は古くて新しい考え方だということだ。ご存知のように、Thunderbirdにブラウザ機能を追加するThunderBrowseというプラグインもあるくらいだ。

SeaMonkeyはマルチプラットフォーム対応

SeaMonkeyの安定版はバージョン2.4.1で、開発版は2.5ベータ3となっている。それぞれのバージョンには、Windows版、Mac版、Linux版が用意されていて、ネスケ時代からの伝統を引き継ぎ(今や常識の範疇だが)、マルチプラットフォーム対応となっている。http://www.seamonkey-project.org/releases/#2.4.1

現時点では、Ubuntuや(バージョン11.10からパッケージ化された)Linux Mintではパッケージのメンテナンスは行われていないようなので、Linux Mint Debian Editionユーザーの場合は、SeaMonkeyのサイトからバイナリファイルをダウンロードして手動でインストールしなければならない。

といっても、GNOME版ユーザーなら(たぶんXfceでも同じだと思う)、ダウンロードしたファイルを解凍して、seamonkeyフォルダ内のseamonkeyファイルをダブルクリックするだけで、SeaMonkeyを簡単に起動できる。

あとは、Mintメニューの設定→メイン・メニューでアプリケーションとしてSeaMonkeyを登録すれば、Mintメニューから起動できる。

レトロな感じのFirefoxとThunderbirdだが

SeaMonkeyを開発しているSeaMonkey Councilは、元々がMozilla Foundationからスピンオフしたボランティアグループで、お互いの成果をフィードバックしている。ということで、現時点ではFirefoxプラスThunderbird(HTMLエディタやChatZillaもおまけでついてくる)という感じで、SeaMonkeyならではの驚くべき機能というものはない。

MozillaサイトのAdd-ons for SeaMonkeyに登録されているテーマや拡張機能も数は少ない。ただ、LightningやGmail Manager、FlashGotなど、FirefoxやThunderbirdでメジャーな拡張機能は登録されている。個人的は、WebMail Notifierが登録されているのがうれしい。あと、ブックマーク管理のXmarksが対応してくれないかと密かに望んでいたりする。

Macユーザー時代からのネスケユーザーの立場からすれば、SeaMonkeyのレトロな雰囲気は、ある意味魅力的なのだが、FirefoxやThunderbirdのユーザーに積極的に乗り換えをお薦めする理由は、今ところ見当たらない。

ただ、日本語にも対応しており、開発スピードも飛躍的に向上しているという点では、今後に期待できるアプリケーションのひとつであることは間違いないだろう。

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