WordPressとドメインキングの絶妙で微妙な相性

ドメインキングの100円キャンペーンはまだまだ続いているようだ。10月に申し込んだものの、すでに2週間以上も何もできない状態が続いていて、「これならもう少し後でもよかったな」と後悔しきり。それでも、昨日あたりから、何とか感触が掴めてきた。

ドメインキングのコントロールパネルには、Pleskの8.6が採用されている。高機能とは言い難いが、必要最低限のものは揃っている。


ドメインキングで行う最初の作業

ドメインキングの場合、まず最初にやらなければならない作業は、ドメインの追加だ。サブドメインが付与されないので、ドメインを追加をしなければ、FTP接続さえできないということになってしまう。

そこで、ログインしたら、コントロールパネルの「新しいドメインの追加」をクリックして、自分が所有するドメインを追加する。ホスティングのタイプを問われるので、ここで物理ホスティングを選択すれば、FTPアカウントの設定ができる。

後は、お気に入りのFTPアカウントでファイルをアップロードするだけだ。FTPのサーバー名は独自ドメイン名になる。

WordPressを手動インストール

ドメインキングは、次の四つのCMSの自動インストールに対応している。

  • Movable Type Open Source
  • WordPress
  • XOOPS
  • osCommerce

ただし、自動インストールできるのは、ドメインキング指定のバージョンとなる。従って、最新バージョンは手動でインストールしなければならない。手動インストールの仕方は次のサイトにて。

上記のインストールガイドでは、httpdocs内にwordpressフォルダを作って、そこにインストールするようになっているが、このままでは、http://ドメイン名/wordpressにアクセスすなければならなくなる。

そこで、http://ドメイン名でアクセスできるようにするためには、次の作業が必要となる。

なお、この方法は、WordPress MUやWordPress3.0をマルチユーザーで使用する場合には、使えない。WordPress3.0をマルチユーザーで利用するためには、httpdocs内のファイルを削除して、WordPressのファイルを直接ここにインストールするしかない。

マルチユーザー化の手順は、「WordPress3.0RC1日本語版のマルチサイト化」にて説明している。最後に、ドメインキングのコントロールパネルで、ドメインエイリアスの設定と「PHP の ‘safe_mode’ を有効(On)にする」のチェックボックスを外せば完了だ。

唯一の問題点はPHPのバージョン

現時点では、WordPress3.0を使い、独自ドメインで情報を発信したいと考えている個人ユーザーには、ドメインキングのコストパフォーマンスは抜群だ。さらに、マルチユーザー化すれば、文句のつけようがない。

ドメインエイリアスでdefault.ドメイン名を設定してみたが、これはうまくいかなかった。WordPressでサイトを追加した直後に、ドメインエイリアスでひとつひとつ設定しなければならないという点は、少々面倒ではあるが、それでも、さくらインターネットのスタンダートやコアサーバーに比べれば、格段に設定しやすいと思う。

というわけで、WordPressユーザーにとって、ドメインキングは申し分ない内容(表示速度などはまだ計測していないが…)を持ったサーバーと言えるだろう。だが、たったひとつだけ、微妙な問題を抱えている。それは、PHPのバージョン問題だ。

すでにご存知の方も多いだろうが、2010年後半にリリースが予定されている WordPress3.1 は、PHP 4と MySQL 4をサポートする最後のバージョンとなる。そして、2011年前半にリリース予定の WordPress3.2 からは、サーバーの要件としてPHP 5.2 以上、MySQL 5.0.15以上が必要になる。

ドメインキングの場合、MySQLのバージョンは5.0.77だから問題ないが、PHPのバージョンは5.1.6ということで、上記の要件を満たしていないのだ。つまり、今のままでは、将来、WordPressの最新版が利用できないということになってくる。

実は、この問題、ドメインキングの問題というよりも、ドメインキングが使用しているCentOSの問題だ。ちなみにドメインキングが公表している各種ソフトウエアのバージョンは次のとおり。

・Apache : 2.2.3
・Perl : 5.8.8
・PHP : 5.1.6
・MySQL : 5.0.77
・PostgreSQL : 8.1.11

希望的な観測では、ドメインキングが何らかのかたちで、PHPのバージョンをアップしてくれるのではないかと期待している。もし、バージョンアップがないなら、最新版を利用したいユーザーは契約更新の前に、移転を考えざるを得なくなってしまう。

2011年前半まではまだ時間はあるが、できるだけ早い時点で、PHPのバージョンアップをアナウンスしてもらいたいものだ。100円キャンペーン終了直後にPHPのバージョンアップ発表なんていうのはどうだろうか?(2011年6月6日付けでドメインキングのPHPのバージョンが5.1.6から5.2.17に変更になった。)

Comments are closed.