WordPress3.1の日本語版が正式リリースされ、このサイトも3.1にアップグレード。外見上は特に大きな変化はないが、操作性は大幅に向上している。
特に今回の新機能の目玉のひとつである管理バーは、個人的に首を長くして待っていた機能だ。この機能そのものは、ブログサービスのWordPress.comでお馴染みのものだったが、自分のサイト運営で使ってみると、もう後戻りできないほど便利な機能に仕上がっている。
一度ログインしてしまえば、管理バーからダッシュボードや編集中の投稿にダイレクトにアクセスできるほか、ウィジットやメニューの編集、新規の投稿や固定ページの作成などができる。
短縮リンクの確認もできるほか、アクセス解析のプラグインWordPress.com Statsを利用しているユーザーには、48時間分の解析結果も表示される。
なお、管理バーのオンオフは、ユーザー→プロフィールの「管理バーの表示」項目で、チェックボックスによって切り替えができる。このチェックボックスでダッシュボード内だけに管理バーを表示するという設定なども可能だ。
その他WordPress3.1から追加された12の新機能は次の記事で列挙している。
ちなみに、上記のリンクは今回の新機能のひとつである内部リンクを利用して過去記事にリンクを貼ってみた。この機能はビジュアルエディタでのみ動作する。ビジュアルエディタ上で、リンクを貼りたいテキストをドラックして選んでリンクボタンを押すと、「既存のコンテンツにリンクするなら」という項目が最下段に追加されていることが分かる。ここから、過去の投稿が検索できる仕組みになっているのだが、投稿を選ぶとURLだけでなくタイトルまで表示される。
HTMLエディタを主に利用しているユーザーは、この機能を使いたいときだけ、ビジュアルエディタに切り替えればよいが、作業が終ってHTMLエディタに戻ったときにpタグが挿入されてしまうという欠点がある。
こうしたpタグの挿入を防ぐ方法として、wp-includesフォルダにあるdefault-filters.phpファイル中の2行を以下のようにコメントアウトすると、<p>タグが自動的に挿入されなくなる。
//add_filter( 'the_content', 'wpautop' ); //add_filter( 'the_excerpt', 'wpautop' );
上記の方法はこちらのサイトで、紹介されていた。
まあ、新機能のすべてを活用するかどうかは別としても、こうしたユーザーフレンドリーな機能が追加されたことは、とてもうれしい。開発者の皆さんに大いに感謝したい。