ベトナムのブロードバンド環境
先月末のベトナム滞在中、仕事をまったくしていなかったわけではなく、Dropboxに放り込まれてくる写真の加工など、日本語ソフトを必要としない作業は暇を見つけてコツコツと行っていた。
ハノイ空港やホテルロビーでは無線LANが使用できたし、ハノイ、ニャチャン、ホーチミンで滞在したホテルの部屋にはすべて有線LANが用意されていた。今回は自分のパソコンを持っていかなかったが、ニャチャンのホテルには二台のMacが無料で開放されていたし、ホーチミンのホテルにはビジネスルームでパソコンが使えた。また、ハノイやホーチミンでは市内のあちこちにインターネットカフェがあった。
というわけで、ベトナムのブロードバンド環境は、短期滞在の外国人にも想像以上に良好だ。出発前は、iPhoneの海外パケットし放題の対象地域にベトナムが入っていないのが残念だったが、これだけ手軽にインターネットにアクセスできるなら、海外パケットし放題はかえって割高かもしれない。なお、iPhoneの電源コネクタを持って行くのを忘れ、パソコンから充電しなければならなくなって苦労した。宿泊客の外国人に、Macを譲ってやるから、iPhoneをそのままコネクトさせてくれと交渉するのは、かなりカッコ悪かった。それに、いつもより充電に時間が掛かるような気がした。これはiOS4にアップグレードしたせいかもしれない。
ベトナムの人々の英語力
インターネットアクセスに関しては、シンガポール並とさえ感じたベトナムだったが、専門の通訳を除く一般人の英語は、かなり癖があった。聞き取ることはできても、ときどき、こちらの意志が通じないときがあった。ところが、不思議なことに、妻のジャパナイズド・イングリッシュは何故だかバリバリと通じていた。
文法など無視して、単語を並べて、OKかどうかを聞くというジャパナイズド・イングリッシュは、英語を母国語とする国ではほとんど通用しないのだが、ベトナムでは自然に通じていた。これって、以心伝心で伝わっているのか、それともベトナムの人の発想と日本人と発想には相通ずるものがあるのかもしれない。この件については、今後も調査を続行する予定。