Windows10にVirtualBoxとVagrantでCentOSの仮想環境を作ってみた

Windows10が想像していた以上に良くなっていたので、VirtualBoxとVagrantでCentOS 6.5の仮想環境を作ってみた。

VirtualBoxのインストール

Vagrantコマンドのセットアップの前に、仮想化ソフトのインストールをする。今回は、VirtualBoxを使うので、公式サイトから最新のWindows版をダウンロードしておく。PCの仮想化支援機能も有効化しておく。 なお、最新版のVirtualBoxは、5.0.2だが、”Please be aware that Windows 10 is not yet officially supported!”(Windows10は公式にサポートしていないってことを承知してください)という注意書きがある。まあ、この書き方だと5.0.2でも使えなくもなさそうだが、5.0.3のテスト版だと、いくつかの問題は解決済みということなので、こちらをダウンロードして試してみた。

Win10_VirtualBox01
Win10_VirtualBox02

ダウンロードしたファイルをダブルクリックして、セットアップ画面が現れたら、Nextボタンを押す。 インストール先(Location)の選択画面が現れるので、デフォルト以外を選ぶ人は、Browseボタンを押して、インストール先を決定する。Vagrantのセットアップ時に、インストール先のパスが必要になるので、メモ(忘れても深刻な問題ではない)しておく。

Win10_VirtualBox03
Win10_VirtualBox05


デスクトップやクイック起動ボックスにショートカットを作るかどうかなどをチェックボックスで指定。続いて、いったんネットワークを切断するよという警告がでるので、問題がなければYesボタンを選択。

Win10_VirtualBox06
Win10_VirtualBox07


問題なければ、Installボタンを押してインストールを開始する。後は、インストール完了を待つだけ。

VirtualBoxのインストール先にパスを通す

インストールが完了したら、先ほどメモしておいたVirtualBoxのインストール先にパスを通しておく。スタートメニューボタンの上で右クリックして、コントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」→「システム」→「システムの詳細設定」の順番にクリックして、システムのプロパティを開き、最後に環境変数ボタンをクリックする。 Win10_VirtualBox10 ユーザー環境変数の新規ボタンを押して、変数名にPATH、変数値にC:\Program Files\Oracle\Virtual Boxを入力してOKボタンを押せば完了。

Windows版Vagrantのインストール

続いて、Vagrantの公式サイトに行って、Windows版をダウンロードする。 Win10_Vagrant_01 ダウンロードしたファイルをダブルクリックするとインストールが始まる。

2015-08-28_18h42_39
2015-08-28_18h43_43

ライセンスに同意して、インストール先を決定したら、インストールボタンが有効になるので、これをクリック。

2015-08-28_18h45_31
2015-08-28_18h45_44

 

Vagrantコマンドの実行

Vagrantのインストールが完了したら、 Boxと呼ばれるVagrant用の初期状態OSを用意する。自作することも可能だが、それはまた別に機会にということにして、Vagrantbox.esに行って、セットアップしたいOSを選び、そのURL(VirtualBox用)をコピーする。 コマンドプロンプト又はPower Shellを開き、次の形式でコマンドを打ち込む。

C:\User\hoge>vagrant box add {任意の名前} {選択したBoxのURL}

例えば、VirtualBox用の64bit版CentOS6.5のBoxを選択して、その名称をMyCentOSとしたいという場合、{任意の名前}のところがMyCentOS、{選択したBoxのURL}のところが、http://www.lyricalsoftware.com/downloads/centos65.boxとなる。 Boxのセットアップが終わったら、centos65というフォルダ(名前は任意)を作り、そのフォルダに移動。

C:\User\hoge>mkdir centos65

C:\User\hoge>cd centos65

次に、以下のコマンドを実行して、仮想環境委の初期化を行う。

C:\User\hoge\centos65>vagrant init MyCentOS

centos65フォルダ内にVagrantfileというファイルができている筈だ。このファイルを編集すると、仮想環境の初期設定を変更できるが、今回は、デフォルトのままで仮想環境を起動してみる。

C:\User\hoge\centos65>vagrant up

ここで、お気に入りのターミナル(例えばTera Term)を開き、TCP/IPでホスト127.0.0.1、ポート2222、ユーザー名vagrant、パスワードvagrantでログインすること、仮想環境上のCentOSにログインできる。 仮想環境の終了は、次のとおり。

C:\User\hoge\centos65>vagrant halt

なお、今回使用したVurtualBoxはテスト版なので、不具合が隠れている可能性はあるが、Windows10とVirtualBoxの組み合わせは、動作もキビキビしていて心地よい。 また、コマンドプロンプトの使い勝手も大幅に向上(コピペができるようになったのは大きい)している。Windows10はクライアントOSとしてだけでなく、開発プラットフォームとしても、今後大いに期待できそうな気がする。