auひかりとLinuxの相性が突然悪くなった理由を考えてみた

最初は一時的なエラーだと思っていたが

6ヶ月ほど前から、Linuxでインターネット接続した際、少しだけ目を離したとき(接続したまま、席を離れたり、ネットを使わない別の作業をする)、Google Chrome上に次のような表示が現れるようになった。

このエラーが出たときは、一旦、ネットワークを切断して再接続してやると、取り敢えず、元通り使えるようになる。

別のブラウザ(FirefoxやVivaldi)に切り替えても、同じ症状に見舞われる。また、最初のエラーが、Arch LinuxベースのManjaro Linux KDEで起きたので、その後、UbuntuやDeibanなど、ディストロを変えて試してみたが、結果はすべて同じだった。

ただ、この症状、同じPC上で走るWindows(Linuxのとデュアルブート)では起こらない。家族が使うMacやiPhoneでも何も起こらなかった。

KDDIのサポートに電話してみた

最初は、「そのうち治るだろう」くらいに考えていたが、その後も接続切断エラーが続きくので、こちらのサイトなど参考にして、ブラウザのキャッシュを削除、DNSのキャッシュをクリアなど、いろいろ試みてはみたが、問題は一向に解決しない。

そこで、KDDIのサポートに電話することにした。

詳しく症状を説明したら、「それはホームゲートウェイ(Aterm BL900HW)の故障かもしれませんね。」ということになった。

Linuxは、サーバーOSとしては、メジャーな存在だが、デスクトップOSとしては、シェア3%以下という超マイナーな存在。WindowsやMacでは問題なく使えているのだから、基本的にはサポート外だろうなと思っていたので、KDDIのサポートの素早い対応はまさに神対応。

しかし、このKDDIサポートの神対応をもってしても、問題は解決しなかった。

デュアルスタック方式って何?

こうして、解決方法は神のみぞ知るという状態に落とし込まれたが、ホームゲートウェイを新品に交換しても治らなかったことで、ここに問題がありそうだということだけは分かった。そこで、ホームゲートウェイの設定を弄ったら何とかならないかと、いろいろと調べていたら、ここで「デュアルスタック方式」というキーワードと出会った。

デュアルスタック方式とは、ネットワークに接続する端末に、IPv4アドレスとIPv6アドレスの両方を割り当て、どちらのアドレスでも利用出来るようにする方法のことで、KDDIのホームページによれば、2011年の春頃から、関東地域からホームゲートウェイのファームウエアのアップデートするという方法で、auひかりのデュアルスタック方式によるIPv6対応が始まっていた。

デュアルスタック方式そのものは、画期的なもので、IPv6への対応によってアクセススピードのアップも期待できる。ただ、ここで少し気になるのが、ファームウエアのアップデート。KDDIは、デュアルスタック方式への移行をファームウエアの自動アップデートによって実現しているのだ。

もし、Linux側のネットワークドライバがデュアルスタック方式に充分に対応できていなかいと仮定するなら、ある日突然、Linuxだけで問題が生じるようになったことも、これで説明がつくような気がする。

考えられる3つの対策

とはいえ、私の住む地域でいつからデュアルスタック方式と変更となったのか、まだ特定できていない。だから、ここまでの話は、すべては類推でしかない。

ただ、何もしないで手をこまねいている(WindowsやMacを使って仕事をすればよいだけなのだが)のは悔しいので、取り敢えず3つの対策を考えてみた。

  1. デュアルスタック方式に対応したネットワークドライバを探す
    最新のカーネルとモジュールにアップデートするように心がけている(Manjaro Linuxの場合)が、今のところ状況は改善していない。どこかで有志がデュアルスタック方式に対応したネットワークドライバを作って公開してくれるのを待つか、あとは、自作するしかない。ただし、自作は、とてつもなく難易度が高い。
  2. Wndows10のWSL2を通じてLinuxを利用する
    WSL(Windows Subsystem for Linux)もバージョン2となり、パフォーマンスも向上している。Linuxをコマンドライン上で利用するだけであれば、しばらくは、これで事足りるかもしれない。WSL2で使えるディストロは、Ubuntu、Debian、Kari Linux (Debian系)、SUSE Linuxなど。
  3. プロバイダを変更して、フレッツ光や光コラボに乗り換える
    NTTのインターネット光回線でもデュアルスタック方式を選択することはできるようだが、自分から申し出ない限りは、IPv4又はIPv6のどちらか(電力系の光回線は、未だにIPv4のみというところも多い)になるので、問題を回避できる可能性は高い。

結論としては、上記1番と2番の対策で、何とか時間稼ぎをして、改善される駄目が立たないと判断した時点で、3番の対策を実行するということが良さそうだ。

auユーザーにとっていちばんお得な光コラボはどこ?

ところで、いよいよ3番の対策を実行しようとしたとき、auスマートバリューの割引のことを考える人(私も含めて)は多いかもしれない。

というのも、auスマホのユーザーの多くは、auスマートバリューの割引を利用するためにauひかりを利用している(最近はサブブランドのUQモバイルも)という人が多いからだ。

最近は、auの料金プランの変更もあって、auスマートバリューが始まった頃のような大幅な割引額ではなくなっているが、それでも家族で利用している場合は、この割引額はなかなか捨てがたい。

そこで、いろいろと調べた結果、行き着いたのがビッグローブ光

ここなら、NTT回線を使う光コラボに乗り換えても、auスマートバリューの割引をauひかり利用時とほぼ同額の割引が受けられる。月額基本料もauひかりとほぼ変わらない。

ビッグローブといえば、老舗のプロバイダひとつで、かつてはNECグループの一員だったが、今は、KDDI傘下の完全子会社となっている。KDDIのライバルであるNTTのインターネット光回線に乗り換えても、auスマートバリューの割引はこれまでどおり受けられるという、何とも太っ腹なことをことをやってくれるのは、こんな大人の理由(もちろん経営戦略上のメリットも)があるようだ。



ただし、auひかりを更新月以外で解約すると、違約金がかかる。これに工事代金の分割払いが残っていると、代金残金を一括清算しなければならなくなるので、注意が必要だ。

こうした費用は、代理店が行うキャッシュバックで、何とか賄えるかもしれないが、乗り換えの手間や時間を考え、果たして割に合うのかどうか、慎重に判断した方がよいだろう。

【追 記】20201130

この後、ホームゲートウェイに外部ルータを追加してテストしました。興味のある方はこちらの投稿をご覧ください。まだ、はっきりと解決したとは言い切れませんが、現時点ではいい感じに事は進んでいます。

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