iPhoneを卒業して、ガラケー回帰することを検討してみた

ドコモがiPhone5s/5cを扱うことになって、私の周囲も俄然盛り上がって来ている。これによって通信大手3社による激しい値引き合戦やサービス競争が起これば、iPhoneユーザーには嬉しい限りだろう。

ただ、これからは、町を歩けば猫も杓子もiPhoneという状況になって、何だか面白くない(そういう人は超少数派だと思うけど)という人もいるかもしれない。

そこで、ガラケー(いわゆるフィーチャーフォン) + タブレットの組み合わせとiPhoneとではどちらがお得なのか検証してみた。

月々の維持費を単純比較

4年間iPhone使って感じたのは、とにかく電池持ちが悪いということ。気がつくと、外出中は、メールのチェックと通話待受という状態で、ガラケー時代と何ら変わらないと思うことさえある。もちろん、この問題は、予備電源を持ち歩いて取り敢えずは解決したが、iPhoneを洋服のポケットに入れて、予備電源をバッグに入れて(一体型の予備電源もあるにはあるがかなり重い)持ち運ぶなら、ガラケーとタブレットの組み合わせでもいいじゃないかという発想もありかもしれない。

ということで、先ずは、auにMNPして京セラの新型ガラケーのGRATINAを契約して、LTE版Nexus 7 (2013)OCNモバイルONEのSIMパッケージ(通信料料30MB/日)の組み合わせで使う場合の月々の維持費を算出してみた。
GRATINA-Nexus7

ガラケープラン:

月々635円(GRATINA維持費)
        +
月々980円(OCNモバイルONE 30MB/日コース)
        +
一括払い5,250円(GRATINA機種代一部)
        +
一括払い39,800円(LTE版Nexus7代)
        +
一括払い3,150円(OCNモバイルONE初期費用)
        +
通話料(無料通話分1050円)
—————————————————————–
月々1,615円 + 通話料(無料通話分1050円)
一括払い48,200円

GRATINAの契約内容は、プランSSシンプルとダブル定額スーパープランで、キャッシュバック(このキャンペーン自体は9/30で終わっているが同様のキャンペーンは続いている模様)を利用して機種代を一括払いとしたと仮定した。

なお、一括払いの合計48,200円を24ヶ月で割ると、月々2,008円となるので、これを加えて月々3,623円とし、無料通話分1050円を考慮すると、実質的な月々の維持費は2,573円となる。

また、ダブル定額スーパープランも外せば、月々の維持費はさらに安くなるかもしれないが、今回は、Yahoo!メールを活用して、特定のメールアドレスに送られたメールの送信者と件名だけを自動的にキャリアメールに転送しようと考えた。この方法だと、ガラケーでの着信を送信者と件名だけで受け、送信はタブレットからとなり、パケット代を節約できるうえ、利便性もそこそこ(もちろんiPhoneほどではないが)になる。

続いて、auにMNPしてiPhone5s又は5cを24回分割で契約した場合は次のとおり。

compare_iphone5s          compare_iphone5c

iPhone5s/5cプラン:

月々5,775円 + 通話料
又は
月々4,820円(auスマートバリュー利用時) + 通話料

iPhone5cについては、今現在1万円キャッシュバックキャンペーンが行われているので、これを24ヶ月で割って月換算すると、次のようになる。

月々5,358円 + 通話料
又は
月々4,403円(auスマートバリュー利用時) + 通話料

LTEによる高速データ通信をフル活用する場合

このように、iPhone5s/5cプランとガラケープランの月々の維持費の差額は、1,830円~3,202円で、これを高いとみるか安いとみるかは、個々人の懐具合にもよるだろう。また、iPhoneの利便性をどう勘案するかによっても違ってくる。

例えば、外出中も頻繁にSNSをチェックして応答している人にとっては、このくらいの値段の差ではガラケーに回帰しようとは思わないかもしれないが、私のように外出中は大事なメールさえチェックできればそれで良いと考えている人間にとっては、この差額はなかなか魅力的だ。

ただし、この計算式には一点だけ考慮されていないことがある。それはLTEによるデータ通信量の問題だ。

上記の計算は、OCNモバイルONEの30MB/日コースで行ったが、このコースは1日の高速データ通信(最大通信速度112.5Mbps)の容量が300MBを越えると、通信速度が200kbpsに制限されることになっている。日付が変わると、また1日300MBまでの高速データ通信が利用可能で、単純に月換算すれば、月々約900MBということになる。

なお、OCNモバイルONEはドコモのLTE回線網を使用しており、他にも次のようなコースが用意されており、コース変更も原則自由だ。

最大通信速度 通信容量 初期費用 月額基本料 容量追加
112.5Mbps 30MB/日 3,150円 980.7
60MB/日 1,480.5
1.0GB/月 1,260円
2.0GB/月 1,580.25 525円/0.5GB
500kbps 7.0GB/月 1,980.3

ここで注目したいのは、2.0GB/月のコースで、このコースには、追加容量オプションがある。

auの場合(ドコモもソフトバンクも同じ)、LTEによる高速データ通信は、月7.0GBを越えると制限がかかる。比較のためにガラケープランで2.0GB/月 + 追加容量オプション5.0GBとして計算すると、月々8,423円となる。

これだけの金額を払うなら、例えば、WiFi版Nexus 7 (2013) 16GBタイプ(定価27,800円)を購入して、iPhone5s/5cのテザリング機能でこれを活用してもお釣りが来る。Nexus7を24回位払いで購入すると仮定して、月々1,158円をプラスしたら、月々5,978円(auスマートバリュー利用時)又は6,933円となる。前述のiPhone5cの1万円キャッシュバックを利用すれば、月換算の費用はさらに下がって、月々5,561円(auスマートバリュー利用時)又は6,516円だ。

結局どちらがお得なのか

というわけで、結論としては、ガラケープランが必ずしもお得というわけではなかった。もちろん、同じauでも新規契約や継機種変更とでは計算は違ってくるし、ドコモやソフトバンクで計算してみる必要はあるだろうが、ざっくりとしたところは、あまり変わらないような気がする。

ただ、毎月7.0GBの高速データ通信量が本当に必要かということは一度じっくり考えてみたほうがよいだろう。自由にプランを変更できて、月々の通信料を自分でコントロールできるガラケープランは一考の価値はあると思う。