Arch LinuxベースのManjaro Linux KDEを久しぶりに立ち上げて、パッケージを更新しようとしたら、パッケージマネージャ(Pamac)に、こんなメッセージが表示されました。
端末からpacmanコマンドでアップデートを試みても、結果はほぼ同じです。「エラーが発生したため、パッケージは更新されませんでした」となります。
PGP鍵を最新のものにアップデート
実はこれ、パッケージの更新を怠っているときに遭遇するエラーのひとつ。
Arch Linuxのリポジトリでは、なりすましや改ざん防止(要するにパッケージが本物であるかの確認)のために、GnuPGP鍵による、デジタル署名が行われています。
このエラーは、ユーザー側が保有するPGPの公開鍵が古くなったときに起こるので、次のコマンドでPGP鍵を最新のものにアップデートすれば、ほとんどの場合、これで問題は解決します。
sudo pacman-key --refresh-keys
続いて、次のコマンドで、キャッシュに残っている古い公開鍵を削除します。
sudo pacman -Sc
最後に、pacmanコマンドで再度アップデートに挑戦。
sudo pacman -Syu
上記の対処法で問題が解決できなかった場合も、ArchWikiのpacman-keyの項などを参照すれば解決策が見つかるかもしれません。