コアサーバーに構築しているWordPress3.0のマルチユーザー版に、ログインしてビックリ。ダッシュボードのレイアウトがこんな風に崩壊していた。
原因を調べてみると、公開領域のpublic_htmlに置いていた、こんな内容の.htaccessだった。
mod_gzip_on Off AddHandler application/x-httpd-phpcgi .php
実はこれ、コアサーバーにSoy cmsをインストールしようとしたときに設置したもの。Soy cmsのマニュアルで、「CORESERVER(XREA)は設定に癖のあるサーバ」と記述されていた意味がやっと分かった。レイアウトが崩壊しているのは、ダッシュボードだけで、サイトにアクセスしても問題が起きていなかったので、今まで気がつかなかったのだ。
この問題への対処法も探せばあるかもしれないが、すでにお試し用のSoy cmsはローカル環境にインストールしているので、今回は、素直にpublic_html上の.htaccessを削除して、問題を回避。
ダッシュボードが復旧してやれやれと思ったのもつかの間、今度は、お試しで入れていたテーマを更新しようとして、エラーが発生。ただ、こちらは既知の問題で、詳しい対処法は下記のサイトにある。
要するに、次のような記述をした.htaccessをWordPressをインストールしたフォルダ内のwp-adminに放り込めということだ。もちろん、#のある行は但し書きなので、削除して構わない。削除しない場合は、UTF-8 BOM なしで保存すること。なお、 この記述は、WordPress 2.9.x用となっているが、今のところ、WordPress3.0でも問題なく動いている。上記サイトには旧バージョンの2.7.x用の記述もある。
# 画像・ファイルアップロード <files async-upload.php> AddHandler application/x-httpd-phpcgi .php </files> # プラグイン・テーマ 新規インストール/アップグレード <Files update.php> AddHandler application/x-httpd-phpcgi .php </Files> # 本体アップグレード <Files update-core.php> AddHandler application/x-httpd-phpcgi .php </Files>
抜群のコストパフォーマンスを誇るコアサーバーだが、ときどき、こうしたセーフモードによる制限に遭遇することがある。でも、この制限がなくなったら、あまりにも快適過ぎて、今度は速度面などでパフォーマンスが落ちてしまうかもしれない。まあ、100%満足の行く共用サーバーなんてそうそう見つからないのだから、この程度は辛抱すべきかもしれない。