Splashtop OSはマイクロソフト版Chrome OSなのか

マイクロソフトはDeviceVM社と共同でSplashtop OSを発表というレポート記事がGigazineに掲載されていました。電源投入からわずか5秒で瞬間起動するとういう「Splashtop OS」は、Windowsに取って代わるOSではなくて、Windowsと共存するOSとのこと。

これは、WebやメールのチェックのためにPCを立ち上げることの多いユーザーにとっては朗報かもしれません。

でも、この謳い文句ってどこかで聞いたことがないでしょうか。そう、これはGoogleのChrome OSの謳い文句と同じです。しかも、Splashtop OSは、Googleがオープンソースとして開発しているウェブブラウザーChromiumを使った、LinuxベースのOSなのです

Splashtop OSの場合は、デフォルトの検索エンジンは、当然のごとくマイクロソフト製のBingとなりますが、ここをGoogleに変えてしまうと、Chrome OSそのものとなります。

これは、どうやら、近々発表されるだろうChrome OSへの対抗策のひとつらしいのですが、正攻法のマイクロソフトにしては何ともユニークな作戦に打って出たものだと思います。奇策といってもよいレベルです。

今後のマイクロソフト対Googleのブラウザ&OS戦争でも、両者は何かと話題を提供してくれそうです。個人的には、今年の四月に発表されたGoogle Cloud Printの行く末のほうが気になっているのですが、囲い込み合戦ではなく、利便性向上合戦になってくれることを願いたいですね。

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