Linux Mint Debian Edition 201109 GNOME32bit版のクリーンインストールに挑戦。インストール手順と日本語環境の構築は、以前書いた記事「Ubuntu11.04からLinux Mint Debian Editionへ」のとおり。
LMDE 201012に比べるインストーラーが改善されていて、起動時間等が短くなっています。ただし、日本語インプットメソッドについては、ibus + Anthyの組み合わせだと端末(gonme-terminal)で不具合が起こります。日本語も半角ローマ字も入力がおかしくなります。
組み合わせをSCIM + Anthyに変更しても、状況は変わりませんが、端末を起動した直後にSCIMをオフにすれば、何とか半角ローマ字だけは入力できるようになりました。ただ、これではあまりにも不便だと思ったので、最後に、UIM + Anthyの組み合わせを試してみたら、こちらはうまく行きました。
synapticパッケージマネージャーやapt-getコマンドで、次の2つのパッケージを順番にインストールすれば。UIM + Anthyの組み合わせで日本語インプットメソッドの構築ができます。
sudo apt-get install uim sudo apt-get install uim-anthy
なお、少し欲が出て、変換エンジンにMozcを追加してみましたが、端末では何も起こらないものの、パッケージマネージャーの起動が異常に遅くなるという現象が起きました。どうもMozc変換サーバーとの相性に問題があるようです。apt-getなどでuim-mozcを削除すれば、この問題は解決しました。
Pack 3でkernel-3.0へアップグレード
インストールが完了したら、アップデートマネージャーによるパッケージの更新を行います。最初にmintupdate-debianのアップデートを行ういかどうか問われるので、アップデートを受け入れると、アップデートマネージャーが自動的に再起動します。
再起動後は約400個近いパッケージのアップデートが提示されます。これには、LMDE Pack 3へのアップデートも含まれています。Pack 3には、セキュリティやマルチメディア関連のパッケージのアップデートとともに、Linuxの最新カーネルkernel 3.0へアップグレードが含まれています。
アップデートを受け入れれば、基本的には後は作業が終わるのを待つだけなのですが、今回は、アップデート作業の途中で、次のようなエラーメッセージが出て、作業が中断しました。
ここで一旦アップデートマネージャーを終了し、Synapticパッケージマネージャー又はapt-getコマンドなどで、gstreamer0.10-plugins-badとgstreamer0.10-plugins-really-badの2つを削除した後、もう一度アップデートマネージャーに戻って作業を再開すれば問題は解決しました。