Linux Mint 11上にWordPress3.2のお試し環境を構築

WordPress3.2もいよいよRC1になり、そろそろ試しておかなければならなくなったので、Linux Mint 11にローカルお試し環境を構築してみた。構築の手順は、Ubuntu11.04でローカル構築したのときの走り書きを参考にした。

ローカル環境でWordPressををはじめとするWebアプリを動かすために必要なツールは、Apache2、PHP5、MySQLの3つ。端末から次のコマンドを順番に(一括でもよい)実効するとインストールできる。

$ sudo apt-get install apache2
$ sudo apt-get install php5 libapache2-mod-php5  php5-mysql 
$ sudo apt-get install mysql-server

mysql-serverのインストールの最後で、パスワードの設定が促されるので、任意の文字列を入力して、忘れないようにメモしておく。

mysql-server_pwd

あと、必須ではないが、次のツールも入れておく。

$ sudo apt-get install php-pear php5-gd php5-cli

最後に、Apache2を再起動して完了。

$ sudo /etc/init.d/apache2 restart

phpMyAdminの設定

phpMyAdminについては、apt-getからではなく、phpMyAdminの公式ページから最新版をダウンロードする。ファイルを解凍した後、/var/wwwにフォルダごとコピー(フォルダ名はphpMyAdminに変更した)する。

ブラウザからhttp://localhost/phpMyAdminにアクセスして、ユーザー名(root)と、パスワード(mysql-serverをインストールするときに設定したもの)を入力すれば、ログインできる。

ログインしたばかりの状態だと、画面最下部にいくつかの警告メッセージが出る。例えば次のようなもの。

phpMyAdmin の設定保存場所が完全に設定されていないため、いくつかの拡張機能が無効になっています。

設定ファイルが秘密のパスフレーズ (blowfish_secret) を必要とするようになりました。

これらのメッセージは次のような設定をすれば順次消える。

先ずは、/var/www/phpMyAdmin/script/create_tables.sqlを実効してテーブルを作る。phpMyAdminのSQLタブを選択した後、このcreate_tables.sqlファイルの内容をコピペして実効ボタンを押す。

次に/var/www/phpMyAdmin内にあるconfig.sample.inc.phpをconfig.inc.phpにリネーム(又は名前を変えてコピー)した後、使い慣れたエディタで、config.inc.phpを開き、42行目から57行目あたりのコメントアウトを解除(行頭の//を削除する)。

$cfg['Servers'][$i]['pmadb'] = 'phpmyadmin';
$cfg['Servers'][$i]['bookmarktable'] = 'pma_bookmark';
$cfg['Servers'][$i]['relation'] = 'pma_relation';
$cfg['Servers'][$i]['table_info'] = 'pma_table_info';
$cfg['Servers'][$i]['table_coords'] = 'pma_table_coords';
$cfg['Servers'][$i]['pdf_pages'] = 'pma_pdf_pages';
$cfg['Servers'][$i]['column_info'] = 'pma_column_info';
$cfg['Servers'][$i]['history'] = 'pma_history';
$cfg['Servers'][$i]['tracking'] = 'pma_tracking';
$cfg['Servers'][$i]['designer_coords'] = 'pma_designer_coords';
$cfg['Servers'][$i]['userconfig'] = 'pma_userconfig';

17行目前後に、blow_fishのパスフレーズを設定する箇所があるので、次のように設定しておく。

/* YOU MUST FILL IN THIS FOR COOKIE AUTH! */
$cfg['blowfish_secret'] = 'pmapass'; 

端末からmysqlにログイン。

$ mysql -u ユーザ名 -p
Enter password: ********

プロンプトがmysql>となったら、以下のコマンドを打ち込む(実際はコピペするだけ)。

GRANT USAGE ON mysql.* TO 'pma'@'localhost' IDENTIFIED BY 'pmapass';
GRANT SELECT (
Host, User, Select_priv, Insert_priv, Update_priv, Delete_priv, 
Create_priv, Drop_priv, Reload_priv, Shutdown_priv, Process_priv, 
File_priv, Grant_priv, References_priv, Index_priv, Alter_priv, 
Show_db_priv, Super_priv, Create_tmp_table_priv, Lock_tables_priv, 
Execute_priv, Repl_slave_priv, Repl_client_priv
)ON mysql.user TO 'pma'@'localhost';
GRANT SELECT ON mysql.db TO 'pma'@'localhost';
GRANT SELECT ON mysql.host TO 'pma'@'localhost';
GRANT SELECT (Host, Db, User, Table_name, Table_priv, Column_priv)
ON mysql.tables_priv TO 'pma'@'localhost';

以上で、phpMyAdminの設定は終了。

phpMyAdminのバージョンが3.4.1から3.4.2になり、拡張機能に関するバグが綺麗にフィックスされた。以前、Ubuntu上で同じ設定をしたときは、バージョンが3.4.1だったので、何度設定を見直しても、「拡張機能が無効になっている」というメッセージが消えなかったが、3.4.2では、上記の設定でメッセージは綺麗に消えた。

最後に、phpMyAdminでデータベースを新規作成して、/var/www内にWordPress3.2RC1をインストールすればお試し環境が完成する。

【追 記】

FTPのセットアップ

アップデートの際にFTPアカウントを問われるので、FTPサーバーをセットアップ。ProFTPの場合は、インストールするだけでよい。

$ sudo apt-get install proftpd

mod_rewriteを有効にする

パーマリンク設定などでApacheのmod_rewriteを有効にする必要がある。

$ sudo a2enmod rewrite

次に、好みのエディタで、/etc/apache2/sites-enabled/000-defaultを開いて次の箇所を変更。3行目の最後をdenyからAllに変更する。

	<Directory /var/www/>
		Options Indexes FollowSymLinks MultiViews
		AllowOverride All
		Order allow,deny
		allow from all
	</Directory>

最後にApache2を再起動して完了

$ sudo /etc/init.d/apache2 restart

mcryptのインストール

phpMyAdminにアクセスしたとき、画面最下に「mcypt拡張がありません。PHPの設定をチェックしてみてください。」というメッセージが出ていたら、次の要領で、php5-mcryptをインストールする。設定は特に必要ない。

$ sudo apt-get install php5-mcrypt